はい、こんにちは。カネゴンです。
前回は1年目薬剤師が読むべき3つの本をご紹介しました。
今回は2年目薬剤師が読むべき3つの本を紹介します!
2年目になると、早い人だと様々な係・役割を任されたり、学会発表の声がかかるのではないでしょうか?
でもそんな中、
『役割って何をすればいいんだろう』
『学会に発表するテーマは何にしよう』
『症例検討する上でもっと知識をつけないと…』と悩む方もいるのではないでしょうか?
ということで、こちらの3冊を読んでおけば、そんな悩みもしっかり解決し、今後の薬剤師人生にも役立つこと間違い無しです!
②『アルゴリズムで考える薬剤師の臨床判断 症候の鑑別からトリアージまで [ 木内祐二 ]』
③『2ページで理解する 標準薬物治療ファイル [ 日本アプライド・セラピューティクス(実践薬物治療)学会 ]』
それでは、解説していきます。
こちらは、役割を任された方、学会発表に向けて何をしようか悩む方はもちろんですが、薬剤師でなかろうが社会人ならぜひ読んでおいてもらいたい本です!
よく『PDCAを回す』って言葉聞きますよね?
PDCAとは、
P:Plan(計画)
D:Do(行動)
C:Check(確認)
A:Action(改善)
の頭文字を取ったものです。
簡単に言うと、目標に対して
P:計画を立てる
↓
D:やってみる
↓
C:振り返る
↓
A:問題点を改善する
↓
P:再び計画を立てる
・
・
・
を繰り返すことで確実に結果を出すよ!っていう方法のことです。
将来的にエリアマネージャーや薬剤部長などの管理職を目指す方は早めに読んでおくと、周りの同期やその他大勢から一歩抜け出すことができますよ♪
私はこの本を1年目の終わりに、仲の良い先輩からいただき読みました。
その先輩は今では管理職になっていますし、私もこの本を読んで考え方をトレーニングしたことで、同じく今 たくさんの部下・後輩をまとめる立場に立つことができたのではないかな、と思います。
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②『アルゴリズムで考える薬剤師の臨床判断 症候の鑑別からトリアージまで [ 木内祐二 ]』
こちらの本は、ここ数年で薬剤師の中でも注目されるようになってきた”症候学”という学問から抜粋している内容です。
LQQTSFAの順で質問をすることで、患者さんの症状を詳しく理解しよう!というものです。
Location(部位):どこが?
Quality(性状):どのように?
Quantity(程度):どのくらい?
Timing(時間と経過):いつ?いつから?
Setting(状況):どのような状況・きっかけで?
Factor(寛解・増悪因子):どんな場合に悪くなる?よくなる?
Associated manifestation(随伴症状):同時にどんな症状がある?
例えば、
L:頭の片側
Q・Q:拍動性のズキズキとした
T・S:慢性的で反復的
F:入浴すると
A:チカチカする
だと片頭痛の疑いですよね。
こんな感じで使います。
ドラッグストアの薬剤師だとOTC薬を選ぶ際のカウンセリングに活用できますね。
これを12個の症状ごとにフローチャートやケーススタディを見ながら学んでいきます!
とても読みやすいのでオススメです!
アルゴリズムで考える薬剤師の臨床判断 症候の鑑別からトリアージまで [ 木内祐二 ]価格:3,080円 (2021/1/12 13:57時点) 感想(1件) |
③『2ページで理解する 標準薬物治療ファイル [ 日本アプライド・セラピューティクス(実践薬物治療)学会 ]』
こちらは、循環器や消化器・皮膚症状・悪性腫瘍など12の診療科ごとに全66疾患をガイドラインに準じてSOAPに必要な情報が書かれています。
正直、めちゃくちゃ読むのしんどいです。笑
ただ、見開き1ページごとにまとめられているので、内容としては見やすく困ったらこちらを読むことで薬剤師の基礎レベルは間違いなく上がります!!
また、これに沿って薬歴を書いておけば個別指導が入っても間違いなく指導を受けることはありません。
誰もがこんな薬歴を書くことができたら日本の薬剤師ももう少し価値が高まると思うんですがね…
我々が率先してやっていきましょう!
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というわけで、今回は2年目薬剤師が読んでおくべき3つの本を紹介しました!
しっかり熟読して少しずつ基礎知識のレベルアップをしていきましょう!
それでは、また薬立つ情報をお伝えしていきます!
夢を持っていきましょう!
(Free-PhotosによるPixabayからの画像)
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