#4 覚悟がないなら薬剤師なんてやめておけ

薬剤師

はい、こんにちは。カネゴンです。

この記事はnoteに投稿していたものですが、せっかくなのでこちらのブログでも投稿しておきます。

この記事はこのような方向けの記事です。

・今、中学生、高校生で進路に悩んでいる

・自分の子供が薬剤師を目指している

・『アンサングシンデレラ』を見て薬剤師に興味をもった

そんな方々は是非この記事を読んでください!

さて、それでは始まり始まり~

早速なんですが、みなさん薬剤師という職業にどんなイメージを持ってますか?

町の人々A
町の人々A

なんとなく楽そう!

町の人々B
町の人々B

のんびり働けるのに給料高そうだよね

町の人々C
町の人々C

いや、そもそも薬剤師って何?イメージがない…

こういった方が多いのではないでしょうか?

はい、この記事を読んでいただければその考えは180度変わります!!

ということで、ようやく本題に入っていくのですが、

・薬剤師になるための時間とお金

・就職先

・給料と休日

このあたりについてはググったらマイナビでもなんでもいくらでも出てくるので割愛します。笑

ここでは、『実際どんな感じなの?』というリアルな部分をお話しします。

こう見えて、某ドラッグストアで色んな経験をしているのでお伝えしていこうかと。

まずは、薬剤師と聞いて一番初めに出てくるのは調剤ですね!

一言メッセージはこちら!

『間違えたら人は死にます。』

・・・はい。恐ろしいメッセージですが、これが全てです。

薬 なめ太郎
薬 なめ太郎

いやいや、病院だったらそうかもしれないけど

、薬局とかドラッグストアでそれはないでしょ笑

とか思ってるそこのあなた。

病院だろうが薬局だろうがドラッグストアだろうがどこでもいっしょですよ。

いまや、薬局やドラッグストアでも抗がん剤や麻薬などハイリスクな薬を取り扱う時代です。

当たり前ですが、患者さんの年齢や既往歴によっては規格(〇〇錠5mgとか10mgとかの成分の量)を間違えただけで患者さんに重大な影響を与えます。

例えば、腎機能が衰えている高齢の患者さんに向精神薬(睡眠剤など)の2.5㎎が処方されているのに、見間違えて5㎎を渡してしまったら・・・

その患者さんは昏睡に至ってしまいます。

もちろんそのミスを無くすために何重もチェックをするのですが、時にはDr.が処方箋の記載を間違える場合もあります。

つまり、いかに自分が最後の砦として、患者さんの状態にあった正しい薬を渡す、もしくは確実に説明をして正しく服用してもらうというところに責任を持てるかということです。

医療法には平成4年(1992年)から

「医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他医療の担い手は、医療を提供するに当り、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない」としっかりと医療の担い手であることが明記されています。

薬のプロとして、命を預かっている責任を持たなければいけない。

「処方箋を書いてるのDr.だし、ミスはDr.の責任でしょ」

「処方箋通りに薬詰めてればOKでしょ」

などと思っていたら確実に後悔しますよ。

処方箋の内容が正しいのかを確認するのも薬剤師の仕事です。

万が一の際に、

自分「自分は記載通りにお渡ししただけです」

患者さん「ああ、そうでしたか。」

では済みません。

場合によっては、薬剤師免許も剥奪されますし、刑事事件にも発展します。

『えー、そこまでの責任感は持ちたくないなあ・・・』と思った方。

悪いことは言いません。今すぐ薬剤師の道はやめておきましょう。

働いてても絶対楽しくないです。

もっと他に楽しく働ける職種が絶対見つかります。

薬剤師は心の底から『患者さんを健康にしたい!病気を治したい!』という高い志がないと続きません。

そのためには、自分の時間を削って学会に参加したり、勉強会に参加したり専門性を磨かなければいけません。

でないと『この給料で責任ばかりどんどん重くなっていく・・・』となります。

今は薬剤師の国家試験合格率は80%弱ですが、間違いなく今後どんどん厳しくなります。(おそらく60%ほどになるのではないかと)

今までは数が必要だったものが質を求められる時代に移っています。

さて、6年間かけて大学に通い、(私立であれば)学費に1,200万円払ったにも関わらず労働時間も長く、経営状況が国の方針で左右される。

そこまでして薬剤師になりたいですか?

・・・ネガティブな話になってしまいましたが、医療のニーズはいつの時代もあるものです。

『ITやAIが発達すれば薬剤師なんていらないでしょ』という声もありますが、私はそうは思いません。薬剤師も医師や看護師と同じく今後も必要な職業だと思います。

ただ、働き方は変わるでしょう。

時代の変化にどう合わせていくのか、がこれからの薬剤師に求められることになりますし、今まで通りの薬剤師のイメージを持ったまま目指さないほうが良いよ。というお話でした。

また次回 病院薬剤師・薬局薬剤師・ドラッグストア薬剤師の違いについてお話しようと思います。

夢を持っていきましょう!それでは、また。

Darko StojanovicによるPixabayからの画像

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